女性活性化研修の場面から
2013.06.25
今回もさる大手企業さんの「女性活性化」研修の場面から。
男性の仕事の流儀を学ぶことは男性職場で働く女性にとって必須科目。
女性たちからはこんな声が
●競争心(闘争心?)が高い、結果重視
●仕事の優先順位がはっきりしている
●報告の仕方が簡潔で上手い
●いい意味適当
●決断力
●長時間耐えられる体力
●言葉(ありがとう、ごめんなさい)が足りない
●役職なのに挨拶しない
●女性に対しての先入観(きれい好き、気配りが出来る、整理整頓が上手)
●部下より自分を守る
●セクハラ、パワハラ的な発言をする
●意外と女々しい
●役職になったらなぜ?太る?・・・・・なんてのも。
そんな中でハッとしたコメントが。
「この会社はこれまで男性が奮闘してここまで大きくなった会社、この事実を私達女性は忘れてはならないと思う。男性たちが頑張ってきたお蔭でこんな研修の場を設けてもらえる」
「男性ばかりが女性を気遣ったり、女性目線の考えを主張することが多いけれど、女性も男性を気遣い、男性の声に耳を貸さなければならないと思う」
こんな声が女性たちから自然に出てくるなんて。
この優しい、気遣いをぜひ男性管理職に聞かせてあげたい!
男性たちはどんなにホッと肩の荷が下りることだろう。
現状に彼女たちは不満や疑問はあるけれど、根底にはこんなに優しい気持ちを心の奥に育んでいるのです。
ただ、それが荒々しい男性職場では上手く発揮されてこなかっただけではないのか。
女性たちも効率優先の仕事場では自分の中の優しさ、心配りは発揮すべきではないと思い込んでいなかっただろうか?
しかも、最近は女性が非難する男性の欠点、挑戦的態度、支配的態度などを女性たちが身につけようと必死になっているのは私には痛ましく思い残念なことだと感じている。
この会社は男性中心で伸びてきた会社だからこそ、そこに入った女性も男性を客観的にみることが出来るのかもしれない。
さあ、面白くなってきた!
次回は男性管理職と女性との混合セッションだ。
株式会社 人間科学研究所 池田弘子