第25回四国フォーラムイン徳島会議に出席
2013.08.19
人間科学研究所の池田弘子です。
第25回四国フォーラムイン徳島会議に出席
この会はIBMさんの主催により毎年香川、徳島、高知、愛媛と各県で交互に開催されている。
私は今回、座長を務めさせて頂いた。
産、官、学のトップをはじめ私のような民間人も出席して2日間にわたって四国の経済、文化、観光などについてざっくばらんに話し合う会である。
学長、頭取、局長など"お偉いさん"と言われる人たちもかみしも脱いで率直に話し合える場の雰囲気が私は好きでこれまで12回以上参加させていただいている。
今回の徳島会議でのテーマは
「四国の四半世紀考えるこれまでの25年とこれからの25年」
これまでに至るまでの四国の課題、これから解決していかなくてはならない課題が浮き彫りにされ有意義なひととき。
先ず、基調講演のお一人セーラ・マリ・カミングスさんはチャーミングなアメリカ女性。
その女性がなんと長野県の小布施町の老舗酒造りの取締役となって大活躍、小布施町を女性ならではのきめ細やかな発想と大胆な行動力で活性化している。
特に、小布施マラソンの実施風景で驚いたのは、ランナーの水の補給場所で、年配の女性がバイオリンを弾いてランナーを迎えたり、長野名物のリンゴを女性がその場で剥きながらランナーに手渡ししている光景だった。
なんと、心憎い心に効くおもてなしだろう!
お二人目の講師は、過疎の町に先端企業を誘致させた今旬の人、神山町の大南信也氏
この方が素晴らしいのは、「出来ない」「無理」など過去の失敗を挙げてアイデアを破壊する人を「アイデアキラー」として排除し、時代の歯車を回すチャンスに賭けたことだろう。
こんな刺激的なお二人の講演を受けて、私達メンバーは分科会に分かれ翌日まで熱心に話し合った。
私は去年に引き続き分科会の座長の役が回ってきた。
実は、去年までは座長の役は重荷だったが今回はラッキーと受け止めた。
何故なら現在私は「対話フィットネス」という場を作り、まとめ役を企業の組織活性化やコミュニケーション力アップのために実践しているから、こんな貴重な場は捨てがたい。ありがたくお受けした
形式ばらずに気楽な雰囲気で話し合い、結論を求めない場は、日常私たちは経験することは少ない
また、年を重ねるほど人の話を最後まで聴くこと難しい。
人間が成長するということは、伝えたいことを伝えたい言葉で伝わるように話しえる場が必要なのだ。人は独りでは成長できない。
そんな場を何と25年も前から提供してくださっているIBMさんは、まさにグローバル企業にふさわしい!と遅まきながら実感した徳島会議でした。さりげない、気遣いで私たちをサポートしてくださったIBMスタッフの皆さんにも感謝!