• 母性型ってなに?
  • ブログ
  • お問い合わせ・ご依頼
  • もっとがんばらなきゃ!と思っている経営者の方
  • 女性・部下からモテたい男性の方
  • 仕事 家庭に疲れている女性の方

9月母性型勉強会 女性は愛されてはじめて満たされる

2013.09.19

DSC_3401.jpg

母性型実践マネージャー 吉本歯科医院の吉本委子です

9月18日水曜日、母性型勉強会でした。

昨日ははじめて参加して下さった素敵な女性の一言で

一気にテーマが絞られました。

愛、愛、愛、です。

DSC_3240.jpg

その女性は、関西から高松にご主人の転勤で引越してこられたばかり。

歯医者さんを探していたご主人が吉本歯科医院を見つけてくださいました。

奥様は「吉本歯科医院ってどんなとこ??」と私どものホームページをのぞいて下さいました。

そこで、見つけた母性型勉強会。

 

母性・・・・

という言葉に何かピンときたそうです。

そしてこうしてお越し下さり

私達に出会って下さいました。

 

あるテーマでみんなで意見を出し合っていた時に彼女はポーンと

言いました。

 

「そこに愛があれば、伝わっていくんです」

 

一同、一気に惹き込まれました。

 

愛、愛、愛。

 

愛って、何でしょう?

「ねえ、ねえ、愛って何?」

と子供に問われた時

私は何と答えるだろう

 

みんな頭の中で「愛って何だ?」と考えたと思うんです。その時。

どこかで聞いたようなお仕着せの言葉ではなく

五臓六腑にしみわたるような

納得できる答え、ありますか?

 

愛といえば、

私は若い頃には

異性に対して、「愛」という言葉を使っていました。

大人になると

友人や、そして親になると、わが子に対して

「愛」ということを考えるようになりました。

 

これだけ愛してるんだから

これだけ愛してるから、言ってるの

これだけ愛してるんだから、こうしてよ、こうして欲しい・・・

 

愛と執着は紙一重

そして、愛と嫉妬も紙一重

 

あなたのためを思って・・・

という事を言っている時

それは間違いなく

あなたのためではなく、

自分のため、です。

 

あなたのため

という大義名分を振りかざし

相手を自分の思う通りにコントロールしようとすること

それさえも、

あなたを思う愛ゆえに・・と

自分で思い込んでいることだって、あります。

 

愛してるんだから

こんなに思っているんだから

自分の思うようにふるまって欲しい、自分にもっとかまって欲しいと

するのは

もはや、愛ではなく

執着です。

 

そして、それは重い。

最初は心地よかった愛が

だんだんと面倒臭くなったり、また、離れたくなってしまったり

してしまいます。

 

自分の思うように、期待通りに

相手が動いてくれないと、

許せなくなってしまうことも

愛しているのに、と勘違いしてしまいがちです。

 

人の心の中は

コントロールすることはできません。

マインドコントロールされてしまうじゃないか、ということもありますが

自分がこんなに愛してるんだから

あなたも同じだけ愛してよ、ということは

苦しくなる一方です。

 

夫であっても妻であっても

ましてや自分の子供でさえも

相手の胸の中に手を差し込み

心の方向をぎゅっと違うチャンネルに変えることは

できないんです。

したくても、できない。

 

でも、したい。

どうにかして、心が欲しい

だからこそ、今はこんなに

心理学や

人の心を掴む方法やら

あらゆるテクニックが公開されているんだと思います。

 

それほどまでにして

人は自分のことを愛して欲しいし

見て欲しい

関心をもって欲しいんです。

 

子供の時のことを

思い出します。

小学生の頃、転校生だった私は

顔見知りの友達もおらず

最初に声をかけてくれた女の子と

仲良くなりました。

行きも帰りも一緒で、「ずっと親友ね」と言ってました。

 

ある時、

その女の子が私ではないほかの女の子と

仲良くなりました。

3人で遊ぶようになりました。

3人で遊びながらもその2人がとても仲良さそうに見えました。

その時、ものすごく寂しい気持ちになったことと

はじめて、「なんだか嫌な感じ」と自分の中で思ったことを

強烈に覚えています。

 

嫉妬です。

そこから、中学、高校、大学と大きくなるにつれ

同じような気持ちを体験することになりました。

そして、逆のことも、ありました。

 

嫉妬したり、嫉妬されたり。

あんなに仲良かったのに、急に重く感じるようになったり

距離感を取ることが本当に難しく

こういうことがやっと落ち着いたのが社会人になってから、です。

 

友達同士でも、そういうことが起こるのですが

異性との関係になるとますます、です。

相手への執着

相手からの執着

独占欲との戦い

自分の心をコントロールすることが

本当に大変です。

特に恋愛になると

執着する心との戦いです。

それは相手と戦うのではなく

戦ってるのは自分自身です。

 

嫉妬や、執着する心を抑えるには

ある程度、いろんな修羅場を体験し

恥ずかしい思いも何度もし、

ある時は、思い切り、愛をぶつけてみたが、どん引きされた

とか、

押し付けすぎて、相手との関係がダメになった

だとか、

執着しすぎてブラックホールのような暗闇に落ち込んでしまった

だとかの体験も

必要なのかなあ、と今は思います。

 

本当に苦しかったことや

恥ずかしかったことは

骨の髄までしみこんでいるので

そこから学ぶものは確かにあり

確かに今、肥しになっているのが実感できるから、です。

 

相手に求めて求めて

相手に押し付けて押し付けて

愛をちょうだいちょうだいと訴えて

全部、ダメで

八方ふさがりになった時に

はじめて

「あ、自分かあ・・・

ということに初めて気が付くという

ことってあると思うんです。

 

なので、とことん落ち込むのは

あり、ですし、

それは絶対肥しになるんです。

 

最初からすんなり、いい方向へ、いければいいのですが

あの目指す方向へ行くために

思い切り逆の方向へ徹底的に走る

ということも、ありです。

逆方向に徹底的に思うままにやった体験が

「あ、違うなあ、こっちは」

ということを

心底わからせてくれるから、です。

 

愛は

もらおう、欲しい、頂戴

と思ってるうちには

絶対に入ってこないものです。

実際、私、そうでした。

 

そうではなく

まったく真逆に切り替え

「自分が愛そう、先に愛を伝えよう

とした時に

不思議と入ってくるものだったんです。

 

宗教のようですが

私は本当にそうでした。

 

それほど、愛が欲しかったし

愛してるよ、大好きだよ、可愛いよ、よくやってるよ

と言われたい、愛して欲しい子供でした。

今でも、何ひとつ変わってません。

 

でも、それは私だけでなく

そうではないでしょうか?

 

誰だって、欲しい。

自分を徹底的に愛してくれる存在が欲しい。

自分をどんなことがあっても味方してくれる存在が欲しい。

どんな時でも、変わらず愛を注いでくれる存在が欲しい。

 

実際は、注いでもらっているから

こうして元気に生きてるのですが

それをすぐに忘れてしまうのが

人間というものです。

 

昨日初参加の女性は

こう言いました。

「女性は愛されて満たされるんです。

男性にたくさん愛されて、誉められると、どんどん愛が満ちてきて

体中にエネルギーが充満するんです」

 

目をキラキラさせてこう、言いました。

 

それを聞いて私はまたスイッチ全開。

「そうだ、今、愛を伝えきらなきゃ」

と、いてもたってもいられなく。。。

 

そうはいっても、そんなに熱くなっても、ねえ。。。

と私がそんな風に思わなくなったのは

やはり、父がなくなった時から、です。

あれ?こんなにあっけなくいなくなっちゃうわけ?

あれ?まだ何も話してないよ、何も言ってないよ

というほど、あっけなく、逝ってしまいました。

 

父は松山に一人で住んでいたので

毎日電話をしていました。

しかし、その日に限っては、前日に電話でイライラ文句を言われ

腹が立っていたせいか、電話をしなかったんです。

 

その日の明け方、病院から連絡があり

脳梗塞で倒れて、叔母が家を訪ねたら階段から落ちて

血まみれで横たわっていたと。

 

一命は取り留めましたが

その時から、父は口も聞けず、半身はほとんど動かず

脳梗塞から1年半であっけなく逝ってしまいました。

 

結局、言いたかった「ありがとう」は

言えずしまい

お墓の前で言っても本当に届いているのかどうなのか。

お父さんはみててくれますよ

とか

お父さんはちゃんとわかってるよ

とか

優しい人はいろんなことを言ってくれるけれど

やはり、

面と向かって顔を見て

言えたほうがよかったんです。

 

そういえてたら

もっとすっきり嬉しく幸せな気持ちだったと思うんです。

 

だから、遅かったんです。

時すでに遅しだったんです。

 

失ってからでは

遅すぎるんだ、ということを

初めて知りました。

 

後悔ですが、

後悔は消えません。

きっと、死ぬまで消えない。

 

 

よくテレビで、後悔のないように・・・とこのパターンの映像が

流されますが、私にとっては他人事でした。

 

こんなに悔やむんだ

失ってから、はじめて知ったこともたくさんあり

そんなことなら、もっと言っててよ、と腹が立ちました。

 

失ってから気がついても

遅いんです。

 

今、愛する人がいるのなら

今、この瞬間に伝えないといけないんです。

 

素敵なことをしている人を見つけたら

今、この瞬間に伝えきらないといけないんです。

 

人を誉める

人のいいところを

伝える

ということも

同じです。

 

人はあっけなく、

あっちの世界、どこに行くのかはわかりませんが

いきなりいなくなってしまうんです。

 

それが

自分かもしれないし

自分に関わる大事な人かもしれない。

 

愛は、自分が相手に伝えよう、伝えきろうと

思って何かアクションを起こしている時に

自分の中から溢れでてくるものだと思います。

 

もらうものではなく

きっと自家発電で湧き上がってくるものです

 

湧き上がるためのスイッチは

先に、愛を、注ぐ

無条件で

ということだと思います。

 

 

◯◯してくれるなら、愛してあげる

ではなく

無条件で、「愛を注ぐ」です。

 

こうやって書いている今も

私はなにやら湧き上がってくるのを

感じます。

 

自分から、どんどん放出され枯渇されないもの

だというイメージを心の中にいつも

描いておこうと、思います。

 

そう思っていると

現実に出てくるものです。

 

相手にこうして欲しい

相手はこうでないといけない

という義務感や押し付けでなく

自然にわきあがってくるもの、というのが

ポイントだと、思います。

 

自然と湧き上がってきた時に起こる副産物としては

人に優しくなれる

ということに尽きます。

 

人をどうこうしようと思わない

人の欠点も気にならない

人の長所ばかりがきになってしょうがない

という自分になってしまうんです。

 

悩み多き時代と言われますが

もうこのあたりで、

悩むのはもうやーめた、と自分で決心する意志は大事です。

 

「人に相談にのってもらおう」

「人に癒してもらおう」

「誰かに助けて欲しい」

「愛が欲しい・・」

というチャンネルを真逆に切替えてしまうんです。

 

自分で。

力技で。

それは具体的には

意識して、そういう言葉癖をやめる

ということに尽きます。

 

そうして切替えた新しいチャンネルは

「人の悩みを受けよう」

「人に元気をあげよう」

「人に笑顔を先にあげよう」

「先に優しくしよう」

という方向です。

 

会う人会う人に

愛を注いでいると

忙しくて自分の悩みを考えている暇が脳ミソには

なくなるんです。

 

そっちにエネルギーを注いでいるうちに

気が付いたら

「あれ?最近なんだか、悩んだり落ち込んだりしてないなあ。

時間が過ぎるのがやたらはやいなあ」

という自分に気が付くんです。

 

そうやっていい

サイクルに入っていくと

いつだって愛が枯渇しない人でいられそうじゃないですか。

 

 

欲しい

欲しい

欲しい

ちょうだいよ

ねえ、もっとちょうだいよ

という道はもうトンネルをふさぎ

自分にはもうメイイッパイの愛が満たされていて

放出されるのを待っている

と思い込んでいます。

 

そんなことを

毎日毎日ずっと思っていたら

本当にそうなるんです。

 

人間はそういうふうにできていると

思います。

本来、枯渇なんてしていないんです。

潤沢に溢れているのを

気が付いていないだけ、だったんです。

 

昨日の勉強会

理屈からはじまって

理屈じゃない世界に見事連れていってもらえた気分です。

 

今朝、昨日の参加した方から

私にもメールが来ていました。

「昨日の勉強会、はじめて五臓六腑に染み渡った」

「愛ですよ、私が気が付いたのは、愛でした!」

なんだか、それぞれに

自分の中にあるものに、ビシバシ気が付いていったようです。

 

勉強会が終ってから

ロビーで立ち話し。

これが、一番長かった。

でも、それだけ、まだ話し足りないというこの雰囲気が快感です。

 

次回勉強会は10月16日(水)午後6時半~

詳細はまたホームページにてご連絡しますね。

 

さあ、勉強会の様子をご覧下さいね。 

DSC_3241.jpg

DSC_3248.jpgDSC_3279.jpgDSC_3288.jpgDSC_3293.jpgDSC_3298.jpgDSC_3316.jpgDSC_3334.jpgDSC_3390.jpgDSC_3370.jpgDSC_3351.jpg

DSC_3309.jpg

DSC_3406.jpg

 

※「母性型原理®」「母性型経営®」は株式会社人間科学研究所の登録商標です。