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恥ずかしいこと

2013.11.20

母性型実践マネージャー吉本歯科医院の吉本委子です。

先週の母性型勉強会では、一人の女性が自分が長年抱えていた心の中の想いを皆の前で語りました。

「こんな体験は生まれてはじめて」

だった彼女は、話だす前に、「怖い、ドキドキして苦しい」という体験をしました。

成長というのは、自分の身体の記憶の総書き替えです。

「怖い」「ドキドキする」「逃げたい」「息が苦しい」「緊張して涙でそう」

こんな風に本当に体にきちゃうのです。

自分が体験したことないことをやる時、は誰しもそうなるんです。

私も、そうです。

ドキドキしたり、緊張したり

逃げたい!と思った時には

チャンスです。

新しい自分に脱皮していく時というのは、誰しも、怖い。

恐怖を伴うから、成長できるんです。

 

「こんな話を皆にして、引かれないかしら」

「こんな話を皆にして、馬鹿にされないかしら」

「こんな話を皆にして、そんな人間だったの?と軽蔑されないかしら?」

 

こんな想いが頭をよぎります。

でも、思い切って打ち明けてみよう。

 

自分をさらけだしてみよう。

そんな時には、どんな人だってあがるし緊張するし、ドキドキする。

そのドキドキ、緊張、苦しい、逃げたい!

という状態にどれほど自分が耐えられるか?しか、ありません。

極度に緊張して、実際は「もう、逃げた~い!」と思いつつも一歩を踏み出す。

今までの自分なら

「あ、やっぱり来週で・・・」

「あ、やっぱりもう少し練習してから・・」

と逃げたくなるところですが、

ぐっと耐え、思い切って踏み出す。

これは、勇気です。

勇気しか、ありません。

 

約10分、彼女は涙が出てきそうなのをぐっとこらえ、話をしめくくりました。

 

その瞬間に、私は一気に彼女に惹きつけられました。

長年知ってるけど、はじめて聞いた声

はじめて見る顔でした。

「よく言った!」

 

言葉を使うことは、本当は恥ずかしいのです。

それが自分の本音であればあるほど、恥ずかしい。

誰でにでも受け入れられそうな

あたりさわりのない言葉を口にするのは簡単なんです。

文章にするのも、簡単なんです。

でも、言いたいのはそんなことじゃない。

「恥ずかしい」という気持ちをもちつつあえて踏み出す、というところに

脳も身体もなにもかもが刺激されるんです。

 

 

自分の弱点を隠し強いところだけを見せようとする人は、相手の部分を見た時に、攻撃したくなります。

「なんだ!お前は!なんでそうなんだ!」と、腹が立つんです。

 

 

あの人は強い人だ、あの人は弱い人だ、と人間は決め付けることはできません。

変化するものだから、です。

強い時もあり、弱い時も、あるんです。

善い人の時もあり、悪い人の時もある。

おだやかな時もあり、イライラする時もある。

人間は流動的なものなんです。最初から。一定していることなんて、あり得ない。

 

 

自分の弱点や、カッコ悪いところ、を出したとしても、「それもいいよ」と許してくれる相手と一緒にいると、自分の魅力はどんどん解放されます。

作りこんだ自分でないと愛してもらえない

というのであればその人と一緒にいると悲しくなります。

自分が「これはマイナス事項だ」「これは欠点だ」と思っていることは、自分がそう思い込んでいるだけ、です。

 

多くの人が関心があるのは、自分だけ、です。

他人のことより、自分のこと、です。

だから、何も気にすることはないんです。

 

 

人は完璧で強い人だから、好きになるのではありません。

弱点も、わがままも、思い切ってさらけだすから、愛されるんです。

弱点やわがままな自分を隠そう隠そうとすると、男も女もしんどくなります。

先にインフォメーションするんです。

 

自分が恥ずかしいと思ってること

自分が隠したいと思っていること

それをあえて先に言ってしまう、ばらしちゃう。

大事な人と関係においては

早く言ったもの勝ちです。

早く裸になったもの勝ちです。

はやく心が裸になれる関係がぐっと親密になります。

 

弱点を隠さなきゃ

強く見せなきゃ

正しくなくちゃ

いい人でいなくちゃ

 

そうなればなるほど、どんどん苦しくなっていきます。

 

思い切って自分を出していける

怖いものなんて、何もないわ

なんとか、なるわ

そう思えている時って、なんだか自分の心は

余裕があります。

余裕がない人と一緒にいると

相手もしんどくなります。

気をつかってしんどくなります。

 

 

思い切ってさらけだしたら、

皆の様子が違ってきました。

これは一体どういうこと???

驚いているのは、本人です。

こういうことを肌で知った彼女は今、応用が効いて毎日が面白くてしょうがないんです。

 

今の時代、何が起こってもおかしくありません。

仕事はいきなりなくなるかもしれない。

マイホームを建ててても台風地震でぐしゃぐしゃになるかもしれない

お金を貯めても、価値がいきなり変わるかもしれない。

 

そんな中で私達は生きています。

 

では、これな心模様はいかがでしょう?

何があっても、こわくない

自分には何を身につけなくても、持っていなくても大丈夫。

大事なものはこの身体の中に全て入っている。

 

胴体は、大事な人たちにしっかり支えられ

足はしっかり地面に根をはってどっしりしている。

 

 

これは母性型の原点です。

 

今年も勉強会はあと一回のみと、なりました。

あ~、面白かったん、です。

何が面白いって

誰がどう変身するかわからないから、です。

人間って、すごいんですね。

隣の人に伝染して、自分まで変わっていく

場の雰囲気はそれほど、大事なんです。

 

2013年最後は12月11日(水)に決定しました。

※「母性型原理®」「母性型経営®」は株式会社人間科学研究所の登録商標です。