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何とかなる、何とかする 2月母性型勉強会

2014.02.20

母性型実践マネージャー吉本歯科医院の吉本委子です。

DSC_6829.jpg母性型勉強会でした。私が感じた昨日の大きな大きなテーマは「危機感」と「心の自立」です。最年少25歳も来てくれていました。25歳かあ、何思ってたかなあ?とふと考えました。若い時期私は、何をしても楽しい、なんてことはありませんでした。

何をやってもつまらない。

 

スポーツもできて勉強もできて次々に成果を実感できる子は胸をはって「私はこれが得意だ!」と面白かったと思うのですが、私にはそれが、なかった。他人に対して胸張って堂々と誇れる何か、なんてどこにもない。

だから、自分に自信はとうぜ微塵もなくいつだって、つまらなかった。いつだって何かが足りてないおなかがすいている状態心の中に大きな大きな穴がぼっこりそれを埋めるにはどうしたらいいんだろういったいどうしたら?と絶えず考え続けていました。どう考えても苦しくて暗くて孤独でさみしくてしんどい状況だったのですが若い時期とはそういうものだと大人になってはじめて知りました。そして、あの時期の餓え渇いた心の状態があったからこそ、探し続ける求め続ける欠乏したものを埋めよう埋めよう

という原動力になっていると、今、思うんです。もし、あの時期に何でもかんでも与えられ優しく保護され絶えず元気づけられてぬくぬくしていたとしたら私はきっとすっかり満足しきってそこで考えることをやめてしまったかもしれません。面白いことを求めようとしない自分が必死で何かに取り組んでいるその過程があとから振り返ってみたら「ああ、面白かったなあ」と思う、くらいの感じです。 誰かがいきなり環境が変わればいきなり自分に「面白いこと」がやってくるに違いないと思い込んでいた若い時期には決して辿りつかなかった境地です。

人生には「げっ??」というほど、想定外のことが起こります。

ある日突然リストラされたり、ある日突然勤めている会社が倒産したりある日突然離婚を言い渡されたりでも、実はそれを想定外としているところに、問題があります。組織の中にぬくぬくといると漫然とした中にぬたあっと生きていると

見えないことが、あります。絶対にこの会社は潰れないという確信はどこにある?この業界はなくならないという確信はどこに?

自分は大丈夫という確信はどこに? 

そんな確信など本当は幻に過ぎないのに「そんなことは想定外」、としているそのこと自体が問題です。当院の患者さんで起こしくださり、今では友人としていいお付き合いをさせて頂いている男性がいます。彼は、地元の有名校を卒業後、東京の立派な誰もが知っている大学に入りその後、大手の会社に専門職として入社しました。順調な会社員生活。家族もあり、マイホームも購入仕事への不満もありながらも、頑張ってやっていかなくてはと思っていた矢先です。倒産です。ある日突然その最悪な日はやってきました。そんな状況になっていることを気がつかなかったのか?まさか、うちの会社がそんなことになってるなんて?まさか、自分が。。。その時、賢い彼ははっと気がついたそうです。自分は知ろうともしなかったそこまでになっているかもしれないということを想像もしなかった甘かった切り替えの速さと建て直しの速さと専門職時代に培った知識をもとに新しい仕事をはじめました。今では順調にお仕事をされていますが、あの日を境に、自分の危機感の薄さ、甘さを180度切替えたんだそうです。私達の生きている社会にはいろんな決め事があります。モノを買ったり売ったりする時にも同じです。その決め事は、携帯電話や、長期契約をする時の契約書の裏の小さな小さな文字の中に注釈として書かれています。注意深く読んでいないと「え?聞いてないですよ、そんなこと。知りませんでした」となり、大損をすることになってしまいます。「いやいや、ちゃんと契約書に書いていたじゃあありませんか」とあっさり言われておしまい、です。日本もいまやすっかり競争時代です。すべてが経済原理が優先されます。それはつまり強者は優遇され弱者は切り捨てられる、ということを意味します。 勝負に勝った人はいいけど負けた人は悲惨だよという世界です。

そんな世の中はおかしい社会はおかしい会社はおかしいと言っても、誰も何もしてはくれないのです。そうなっているんだ、今は世の中全体がそうなんだ日本だって例外じゃなくなっているんだということを知ろうとしなかった側にも

問題は、あるんです。「おかしんじゃないのか?」と疑問にも思わなかった方にも問題は、あるんです。 もちろん私もそんな歪な社会はいやです。しんどい。比較競争原理を組織の中に持ち込むと関係はどんどん歪になります。しかし、世の中の組織は今多くは、これが当たりまえになってきました。そうならないように私達は患者さんに支持していただけるように考え、努力します。抱えているスタッフ達に不安な思いをさせたくないし「いつどうなるかわからない」ような雰囲気など作りたくもありません。 でも、危機感がいつも、あります。危機感があるから、考えたり調べたりするんです。

人を抱えて仕事をしている人はみんな同じだと、思うのです。 だから、そのために夜も眠れないほど胃が痛くなるほど悩むことなど、

当たりまえです。不安な時には人は確かなものを欲しがります。確かなものなど、本当はないのに目に見えて数値に見えて確かそうなものを求めるのです。

特に女性は不安になると夢のような王子様を欲しくなるのです。私が死ぬまで苦労しないだけのお金をちょうだい私が死ぬまで安心して住める立派な家を建てて私が何もしないでも楽しく暮らせるようにしておいてそんな人を求めます。実際、若い女性の理想の相手は安定した生活を自分に与えてくれそうな男性、です。しかし、それがかなう人は1%にも満たないかもしれません。針の穴にらくだを通すほど難しいことです。自分が元気がなかったりへこんでいた時には誰かが私を元気づけてくれてしかるべきそれが当たりまえ、そうしないのは、優しくないという意識を変えるのです。 自分のことは、自分だけで完璧に元気になってしまうのです。他人に「元気をもらいたい」「癒して欲しい」と求めるからしんどくなるのです。なぜなら、そんなものはもらえないから、です。そして、誰かにわざわざ元気をもらえなければ元気になれない自分なんて、嫌じゃないですか。自分のことはとっとと自分で救う。そして、もっと高いところへ向かって自分の意識を集中していきたいですよね。人生すでに寿命100歳の時代です。平均寿命が80歳とはいえ若くして亡くなる方を数に入れてですので人間は100歳までは軽く生きる、という覚悟がいります。20歳なら80年40歳なら60年50歳なら50年80年先を確実に見通すことなんて誰にもできません。10年先だってわからないのに。であるのなら今日一日を背筋を伸ばして、前を向いて、動こうと決めたほうがいいのです。何とかなるわと楽観的に思えるためにはその前に自分で何とかするという覚悟がいるんです。自分の気力体力がカツカツにならないうちに頭を使い、体を使い他人がなんかしてくれるなんてことを思わず自分で何とかすると思うのです。自分を頼るんです。自分の人生で一番長く一緒に過ごすのは自分だけです。夫も妻も子供も友達もずっと伴走してはくれないんです。

私の心を面白くハッピーでいさせてくれるように働きかけてくれるのは他人ではないんです。自家発電で自分で火を起こすんです。もともと、そうできるんだそうなっているんだ私はということをはやく知るそれが大事です。

 

とっても刺激的な勉強会でした。一人の女性が勉強会後、「私、目からウロコ。意識を変えます。いや、変えたい!なんとなくだけど、これでいいのかな、私って思ってたんです」と話してくれました。 

一人の「これでいいのかなあ?私」は

みんなが思っていることでも、あるんです。

 

心の中身を共有できれば

力が湧いてきます。

 

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※「母性型原理®」「母性型経営®」は株式会社人間科学研究所の登録商標です。