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言葉にして欲しい女、言葉にする必要なんてないと思う男

2014.03.29

母性型実践マネージャー吉本歯科医院の吉本委子です。

女が女優になるのなら、

男も男優になってみては、いかがでしょう。

 

女性は言葉が欲しい、生き物です。

これに対して男性は、言葉なんて必要ない、態度で示す

という生き物です。

 

ここにも大きな溝があります。

 

例えば、

男性上司が、部下の女性に仕事を頼み

出来上がってきたとします。

 

その時に

「ありがとう!もうできたの。すごいな」

とか

「ありがとう!助かったよ。さすがよくできてるね」

とか

そんな言葉があると

女性は、男性が想像しているよりも

1000倍は嬉しい、と思って下さい。

 

 

逆に、

何をしても

「してあたりまえ」

という表情で

ねぎらいの言葉のひとつもなければ

がっかりするのです。

 

上司に悪気はありません。

まったく、ありません。

むしろ、お話を聞いてみると

「いやあ、うちの社員は、本当によくやってくれてるんですよ」

と社外の人には、言ってます。

 

でも、これ、

社外の人に言ってもダメなんですね。

 

面と向かって

本人に

その時

その場で

言わなくちゃ

伝えなきゃ

 

愛を伝えるチャンスは

一日の中に何度もあるのです。

 

奥さんへの態度と、同じです。

毎日毎日いろいろやってくれてて

感謝の気持ちはある

しかし、

そんなことは

言わなくてもわかっているだろう

わかってくれているだろう

 

男性は

自分の心のうちを

物言わずとも察してくれる女性を好みます。

だから、そういう女性はモテモテです。

そういう女性社員は上司にモテモテです。

 

モテモテがいい女性は

「ねえ、私のこと好き?」とか

「ねえ、仕事と私とどっちが好き?」

とか間違っても言ってはいけません。

都合よく遊んではくれるかもしれませんが、

一生付き合おうとは

絶対思わないそうです。

なぜなら、面倒臭いから。

 

 

 

察してくれるのが

好き

なのが、男性の本音だから、です。

 

それも、わかります。

 

しかし、女性は、態度ではなく

口で言って

言葉で言って欲しいのです。

そういう生き物。

 

「ありがとう。助かったよ。よくできてるねえ」

と口に出して言ってもらえることで

安心するのです。

ああ、良かった

と思うのです。

 

逆に

何も言われないと

不安になるのです。

猛烈に不安になり、

その不安はいつしか上司への不信感に繋がるです。

 

どんなささいなことで

どんなにあたりまえのことでも

「わざわざ言葉にして伝える」

ということをすることで

女性は、男性がびっくりするほど嬉しいもの、です。

 

嬉しい気持ちになったり

安心できると

先先に考えて、

自分から動いていこう

という気持ちになるものです。

 

「面倒臭い」

「そんなこと恥ずかしくてできない」

と思う男性は多いと思うのですが

 

よ~く

観察して下さい。

 

女性部下と上手にコミュニケーションとって

円滑にチームを回しているような人は

その時その時の

一言をおろそかにはしていません。

 

私は一度、男性8人女性8人で

ほめほめワーク

というのをしたことが、あります。

遊び、です。

 

男性8人が

女性8人が

それぞれに

「相手に感謝する言葉」

「相手を賞賛する言葉」

「相手をねぎらう言葉」

というのを

想像し、

よーいどん、で1分間で

1ワードを紙に書いていくのです。

どんどんどんどん書いていく。

 

はい、終了

 

というところで

みんなで前に貼っていくのですが

最初の一回目は一人3枚くらいしかかけないのです。

 

それほど

普段、

周囲の人をねぎらう言葉使いなれていない

賞賛する言葉を使いなれていない

感謝する言葉を使いなれていない

ということなのです。

 

女性に関しては

男性を気分よく持ち上げる?気分よくさせる言葉を

使い慣れていないということなのです。

 

慣れ

というのは面白いもので

毎日「あたりまえのように」使っていると

言葉も筋トレと同じなので

口をついて出てくるようになるのです。

 

 

何時間か、ほめほめワークやってくうちに

これがどんどん出てくるようになる。

誰かの「誉めワード」に刺激されて

どんどんでてくるようになる。

 

紙にどんどん書ける

ということは

もはやそれは使える

ということです。

 

すっかり頭の中をほめほめワークで刺激した日曜日

翌日月曜日に早速やってみたところ

「あれ?そんな露骨に変わっちゃうわけ?」

ってくらいに変化したようです。

 

これ

当たりまえといえば

あたりまえ。

 

 

現状が

少な過ぎ

なだけです。

日本全国、どこもかしこも

他人のアクションに対しての反応薄すぎ

なんです。

 

なので

ちょっと意識して頑張ってみたら

午前中だけでも頑張ってやってみたら

あっという間に変わるのです。

 

あとは、やるだけ

ほめほめワークで増やした自分の

誉めワード、ねぎらいワード、賞賛ワードを

単語カードのごとく閉じてポッケに入れるのです。

 

そして

忘れたなあ

と思ったら

トイレに駆け込んで

カンニング。

 

嘘でも、嬉しい

のは、男も女も同じです。

 

 

ちなみに

私が男性上司に言われて嬉しかったねぎらい言葉です。

■ありがとう

(やっぱりこれが一番。逆に言えば、これを言わない上司には女子はぞうきん絞り汁コーヒーです)

■すごいな

■さすがだね

■君に頼んでよかった

■へえ、知らなかったよ、すごいねえ

■ここまでやってくれたの?

■はやいなあ

■顔が立ったよ

■うちの宝モノだ

■僕の右腕だよ

■いないと潰れるよ

■君がいるからやれてるよ

■よくここまで頑張ったねえ

■悪いねえ、助かったよ

■君じゃないとやっぱりダメだねえ

 

女性は言葉に対して

男性よりもより多く、それも相当の範囲で脳みそが反応しています。

言葉=快感

なのです。

 

愛している

と態度で示されることよりも

愛している

と言葉が入ってきた時

かいかん

なのです。

 

その言葉にとろける

脳が、本当にとろけるのです。

 

男性は言葉にすることは

苦痛です。

それはもちろん知ってます。

 

しかし、

もしあなたの会社に女性社員がたくさんいて

女性部下がたくさんいる上司先輩だったとしたら

言葉抜きで

円滑にことをすすめようというのは

無謀です。

 

そして得策では、ありません。

 

苦痛なら

マニュアルにしてしまえばいいのです。

 

歯を磨く作業をマニュアルにするように

①洗面所にたつ

②コップを右手に持つ

③コップに水を入れる

④左手に歯ブラシを持つ

⑤歯ブラシに歯みがきコミュニケーションをつける(2センチ)

⑥歯を磨く

⑦磨き終わったら、コップに入った水でゆすぐ

 

と、同じです。

 

①女性社員が報告をしてくる

②作業を止め、女性社員の方に向き直る

③顔をみる(やんわり、にやつきではない)

④報告を最後まで聞く(話の途中で口を出さない)

⑤「ありがとう。助かったよ。早かったね。大変だったよね。」

⑥報告を受け終わったら、また作業に戻る

 

みたいな、感じです。

 

実際に、私こんなマニュアル作ったこと何度もあります。

使って下さっている男性社長さん

実際にいます。

単語カードをジャケットにしのばせてます。

名言語録増えて増えて、その都度つけたしてます。

 

女性が思っている以上に

男性はマニュアル好きです。

ハウツーが大好き。

 

ざっくり

「女性を大事に」なんて

言われても

いったいどうしたらいいのやら?

いったい何を言えばいいのやら?

さっぱりわからないのが

男性です。

 

もちろん、そんなことは必要なく

ばっちり感性だけでやってのける男性はいますが

そんな男性は人口の1%です。

 

女性を部下を持つ男性のために

マニュアルが必要です。

はうつーが必要です。

 

必要ならば、作りましょう

ということで

いまね、面白いカード作ってます。

 

夫婦バージョンもあれば、面白いですよね。

男と女は死ぬまで

きつねとたぬきのばかしあい

です。

 

思い込みと勘違いで

成り立っているのが男と女

上司と部下も同じ

夫と妻も同じ

 

上手にお互いばかされて

気分よくしあえるのなら

嘘も方便。

 

 

お互いのいいところをクローズアップして

言葉にしあう

本当にいい循環が産まれるんです。

 

男が先に女をいい気分にさせてしまうか

女が先に男をいい気分にさせてしまうか

はやいもの勝ちです。

 

自分をいい気分にさせてくれる人と

ずっと一緒にいたいもの、です。

 

そんな人からは

離れたくないのです。

 

言葉を、下さい。

それほど、女にとって言葉は

重要なもの、です。

 

※「母性型原理®」「母性型経営®」は株式会社人間科学研究所の登録商標です。