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男性上司がのどから手がでるほど欲しいもの

2014.03.31

母性型実践マネージャー吉本歯科医院の吉本委子です。

 

部下が自分のいうことを聞いてくれない

何かいうと「えーーー面倒くさ~い」「はあ?」「できませ~ん」

もっとちゃんとお客様対応してくれよ

と指摘すると「私も大変なんです!」と逆ぎれされて

給湯室にこもって泣き出された

 

男性上司は、女性部下を抱えると

こんなことは日常茶飯事。

 

男と女とひとくくりにはできないでしょう

と思いますか?

性格にもよるんじゃない?

と思いますか?

 

男と女はもう頭の中も心の中もなにもかもが、違います。

それを一緒だと思ってしまったところに

あらゆる悲劇がはじまります。

 

その悲劇が顕著に現れるのは

夫婦関係

職場です。

 

夫婦と職場は

滞在時間が長いから、です。

一緒にいる時間が、ズバリ長い、長すぎ

 

だから、お互いの違うところが

「え?何それ?自分とは違う」となってしまい

腹が立ったり

いらだったり

悲しくなったりするのです。

 

これが恋人同士や

たまにしか会わない友達同士や

グループなら

そうはなりません。

 

適度な距離感があるので

お互いのいい面しか

見つける時間がないから、です。

物理的密着時間の長さ、です。 

 

そこで、どこの組織で

社員同士のコミュニケーション上司と部下とのコミュニケーションが

希薄になりすぎ

あまりにもギスギスしすぎ

些細なことから大きな問題に発展し

トラブル続出です。

 

こりゃいかん

と慌ててコミュニケーション研修してみたり

社員の自己啓発してみたり

いろいろ手をうとうとしています。

 

しかし、

それは的はずれ、です。

 

やるべき

緊急かつ重要度の高い優先順位

男と女の「ズレ」を調整すること、です。

 

ズレを調整するためには

まずは

男性は女性を理解することです。

その理解は

マニュアルやハウツーがいい。

その方がわかりやすいから、です。

 

女性が「こんな時にはこうして欲しい」ことを

リストアップ

女性が「こんな時にはこんな風な言葉が欲しい」ことを

リストアップ

女性が「こんな言葉を言われたら刺したくなる!」という地雷言葉を

リストアップ

女性が「こんな態度は許せない」という地雷態度をリストアップ

 

そんなリストを作るのです。

これは具体的な作業です。

 

そして、男性上司が

のどから手が出るほど欲しいのは

このマニュアルです。

「こうなったらこうなる」というハウツー、です。

 

女性には

まったく理解できないこと、です。

 

なぜなら、女性は感覚で生きています。

「親しみをこめて応対しましょう」

と言われれば

「ああ、なんとなくこんな感じね」と

その言葉だけで態度や行動や表情、言葉をすべて理解でき

そして再現することができるから、です。

 

「もっと、ソフトに」

と言われれば

ソフトな手つきや、触り方、声のかけかたを

再現できちゃうのが

女性です。

 

なので、女性は自分が「あたりまえ」にできることが

なぜ男性にはできないのか。

自分の言ってる言葉の意味が通じていかないのか

腹が立ってしょうがないのです。

 

 

10年ほど前

私がここ吉本歯科医院に入った時

歯科助手の女性が

「院長が私のことをわかってくれない」と

泣いてきました。

 

はい、わかるはずは、ありません。

それは、あなたが女性で

院長が男性だから、です。

 

と、今ならいえますが

その当時は

男と女がもともとズレている

なんてこともわからなかった私ですので

歯科助手と一緒になって

院長を責めたてる毎日。

 

「なんで、わかってあげないの?」

「普通わかるよね?」

と鬼のようです。

 

世の女性はもっと知らないといけません。

男性には女性言葉は通じません。

「いやいや通じてるわ、私の主人には」

と思っている奥さん。

それは、勘違い、です。

それは、わかっているふりしているだけで

何も伝わってません。

 

そんなものです、

それくらいズレてるのです。

 

怒ってはいけません。

腹が立ってはいけません。

怒ると体内に「怒る毒」で血液が巡ってしまうのです。

 

まずは、

理解を。

 

あなたの男性上司は

KYでもなく

あなたを嫌いなのではなく

あなたを攻撃したいのではなく

あなたを大事にしたくないのではなく

あなたの能力を認めていないのではなく

ただたんに

本当にわからないのです。

 

どう言葉をかければいいのか

どうふるまえばいいのか

本当にわからない。

 

わからない中で

必死で頑張って話かけようとするのですが

残念ながら

男性が女性に対する知識なく

頑張れば頑張るほど

その努力はからまわり。

逆に地雷を踏み

逆に嫌われ

逆に腹が立たれてしまうのです。

 

夫も同じ。

妻がきらいなわけじゃない

妻を大事に思ってないわけじゃない

妻に感謝してないわけじゃない

 

ただ、知らないんです。

どういえばいいのか

どうふるまえばいいのか

 

だから、

マニュアルを作るのです。

男性に対しては

「これこれこのようにすれば、女性は喜んで動いてくれますよ」

という詳細なマニュアルを

 

女性に対しては

「これこれこのようにすれば、

男性は喜んであなたを大事にしてくれますよ」

という詳細なマニュアルを

 

マニュアルなんて

なんだか、心がこもってなくて嫌な感じ

なんだか、嘘っぽくていや

 

とバカにしてはいけません。

 

実際私もバカにしていましたが

マニュアル通りにやってもらうと

「いやん、素敵」

「なんていい人じゃない」

とまで思ってしまうのです。

 

欲しいものを

的確に与えてもらったら嬉しいのです。

 

欲しいものがあるのに

まったくトンチンカンなものをもらってしまえば

がっかりするのです。

 

男は女が「欲しいもの」を

女は男が「欲しいもの」を

 

上司は部下の「欲しいもの」を

部下は上司の「欲しいもの」を

 

先に与える

のです。

 

そのためのマニュアル

具体的な作業です。

 

心が満たされたら

その他の案件は勝手に解決していきます。

 

職場の問題、夫婦の問題は

コミュニケーション不足です。

コミュニケーションは、話せばいい

というものでは、ありません。

不愉快になるコミュニケーションならないほうが、まし。

 

男は女のことを理解し

女は男のことを理解し

そのうえでもってコミュニケーションという場に臨むのです。

 

まる裸で

竹やりもって

ピストル銃弾もってる敵に

挑んでいくようなことは

いけません。

 

こちらもあちらも

武器が必要です。

 

 

あなたの会社にカスタマイズされたマニュアル

欲しくないです?

私は、それが欲しい。

のどから手が出るほど欲しい。

 

なので、作るのです。

緊急性があり、かつ、もっとも重要な事項に

位置する優先順位の高い、作業です。

 

男と女がばっちり噛み合うようになれば

世の中本当に変わります。

 

かわらないほうがおかしい。

 

人間を歪にしているのは

男と女の関係が歪になったから、です。

男と女はもっと仲良くなれるのです。

 

今朝はちょっとばかし

大きく出てみました。

※「母性型原理®」「母性型経営®」は株式会社人間科学研究所の登録商標です。