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男と女の噛み合わせ講座!

育った家はたぶん変でした

2013.10.04

母性型実践マネージャー吉本歯科医院の吉本委子です。

亡くなった父の家の遺品をかたずけていると

手書きの電話帳が出てきました。

 

よしこ

みき

ゆきこ

さちこ

さより

あんな

・・・・・・・・・・・

マジックでなぜか名前だけ、書いてます。

店の名前も忘れずに

なんて素敵な遺品。笑うしか、ありません。

 

後ろの方には

ゴルフ仲間や

飲み仲間

会社の元同僚の電話

 

圧倒的に多いには「ゆきこ」やら「よしこ」やら「さちこ」やら

夜の蝶達の名前ばかりです。

 

私の両親は放送局に勤めていました。

古きよき時代だったらしく

デジタルなんてものはなく、まだまだテープがくるくる回ってる時代です。

 

女の人のお尻を追いかけるのが大好きな父

仕事が面白くてしょうがない母

 

テレビを見るのが大好きで騒がしいのが大好きな父

本を読むのが大好きで深く考え静かな時間が大好きな母

 

なんだってこんな2人が結婚したのか??

 

なぜ??

 

私はこの質問をよく母に投げました。

「ねえねえ、なんでなん??」

 

うっかり、だったのよ~

 

だそうです。。。

 

他の人にプロポーズされていたんだけど

ある日、風邪引いて下宿で一人寝込んでいた時

父がいきなり自転車でやってきて

母を後ろに乗せて病院に連れていってくれたんだそう。

 

それで、落ちたんだそうです。

 

漫画みたいです。

 

うっかり、結婚して、私ができたのかあ。。。と子供心にショックだったのですが

必ずこの話をすると母はかならず

「でも、あのパパと結婚したから、あなたとお兄ちゃんができたんだから

やっぱりこれでよかったのよ~あはは」

といつもフォローが入っていましたが、真意はわかりません。

 

人は10歳までに育った記憶で

人生のベースが決まると、言います。

 

この頃に無意識に刷り込まれた意識や環境が

大人になっても、自分を無意識にコントロールしてしまったり

人間関係を構築する上で

大きく影響を及ぼしてしまうんだそうです。

 

そりゃあそうだろうなあ

と思います。

 

ちなみに

私の育った環境はどこか変だったと思います。

しかし、その変さが、大人になって今40歳くらいで

面白いことになってます。

 

人が普通にこだわるようなことに、私はこだわらなかったり

人が大事だろうと思っていることが、私にはどうでもよく感じられたり

人が大事に守っているようなことが、私にはどっちでもよかったり

 

するのは、

きっとこの時期に刷り込まれた感覚だろうかと、今になって思うのです。

 

20歳の頃、付き合っていた彼氏の浮気が発覚しました。

当時学生だった私は夏休みで帰省していました。

帰省先から一日はやく戻って驚かせてやろうと、彼の部屋をたずねると

別の女の子が私のエプロン来て料理を作っていました。

 

「誰?」

と聞くと

あわててドアの外に私を押し出し

「あ、妹(汗)」

と即座に答える彼。

 

「そうなんや~」(そんなわけないでしょっ)

 

煮えくりかえりながら電車に乗って地元の母に電話すると

「あら~、ともちゃん、20年も生きててそんなことで怒っちゃう?ママ情けない・・」

と真顔で答えられ

帰って父に言うと

「男は浮気するものやしな

ま、健康な男なら浮気するものや

そんな男を見抜けんのも20歳にもなって情けない・・・ええ女にならんと、男は浮気するぞ~~」

 

と、双方に情けない

連発されました。

 

今でもですが、中学の頃からの友人も

「あんたの負け、やね」「はい、魅力負け」

「はやい話が、あんたよりあの子の方がよかったいうことや」

と一喝。

 

そういう環境が当たりまえでした。

私の周りに

「それは、ひどい!!」

「なんて許せない男!!」

なんて共感してくれる人は一人もいなかったことが

面白いでしょう?

 

両親はよく喧嘩もしていたのですが

なにせ当時のテレビ局。

派手なことが大好きで、毎週のように、多いときは週末には必ず

夜の蝶やら会社のおじさんたちが、家にきて、

狭い部屋でワイワイしていました。

 

夜の蝶と仲良くなってしまう母の姿も

何の違和感もなく、

こんなものだ、と思っていました。

 

夜の蝶は

面白いほど、父やおじさんたちを言葉で虜にし

「よしよし、なんでもしてあげようわい」(伊予弁)

と、お財布の紐をどれほど緩めさせていたか。

 

小学生でしたが

私は一緒にマージャンしていましたし

寝るのが12時回っても

何も言わない父と母。

 

普通は勉強しなさい

とか

夜は9時に寝なさい

とか

いろいろあるんでしょうが

私は一切なく。

 

毎週末になると

狐と狸のばかし合い大作戦(男と女のばかしあい)を

見ているようでした。

 

父は母に執着がすごく

母は当時とても仕事が充実していて

フリーで活動しだした頃で

母の活躍をみんなで応援する会

という意味不明なパーティーを開いてもらったりしていました。

華やかなシャンデリアの下で大きな花束をたくさんもらって

100人近い人に拍手してもらって

今思えばバブルな時代です。

 

見栄っ張りな父はそんな母のパーティーでは嬉しそうに

自慢気なそぶりでしたが

家に帰ると嫉妬まるだしでした。

 

あの◯◯はどういう関係なんだ!!

と露骨に嫉妬まるだし。

 

母は「いい加減にしてよ~。何もないわよ~」

と本当にうるさがっていました。

 

私が中学生の頃

部活で帰るのが8時頃になった私が自転車で帰ってくると

マンションの植木で隠れている風だけど隠れられていない父の頭を発見。

 

「なんしよん?」

 

父は

「しっ」と黙れの合図

 

私も自転車を置いて慌てて植木の後ろに隠れ

 

「もうすぐママが帰ってくる」

 

「・・・え?張ってるわけ?」

 

その時たまたま仕事で一緒になったある男性に車で送ってもらった母が到着。

 

「お疲れ様でした。ありがとうございました」

とご機嫌に降りてきた母。

 

ネタを掴んだ、とばかりの父。

 

結局その日は妄想は誤解ということに自分で気づき

落ち着いたのですが、こんなことは

しょっちゅうありました。

 

嫉妬は女性の専売特許ではありません。

男も嫉妬に狂うのです。

 

父は母よりも精神が子供だったのと

厳しく育てられ愛情に飢えた人だったので

母が仕事だろうが、他の人だろうが、自分以外の何かに

夢中になることがたまらなくさみしかったんだと、思います。

成長したい母

成長したくない父

噛み合うはずは、ありません。

 

 

私が子供時代の我が家には

父の友人が、自分の愛人を連れてよく遊びにきていました。

人がたくさん来た日には

きまって

しゃぶしゃぶか

すき焼き。

 

銀色の着物を着たり、金色の着物を着たりして

恐ろしく香水のいい香りを放つ女性でした。

ちいちゃんという名前は覚えています。

(ちいちゃんは今、出家しちゃいました)

 

おじさんの仕事は順風満帆、家庭も円満だったようです。

しかし、ある時から

ちいちゃんは来なくなりました。

おじさんだけが一人で暗い顔してくるようになり

中学生にもなった私は

「あ、別れたんかなあ」

と察しました。

 

 

その当たりから、

そのおじさんの会社は、トラブル続き、

父からも仕事がうまくいかないらしいと聞くようになりました。

奥さんともうまくいっていたのがうまくいかなくなり

結局離婚。

 

ちいちゃんの存在があったことで

おじさんは上手にガス抜きして

社長としてのパワーを得て、

仕事も家庭もバランスよくやっていたんだと、思います。

 

夫婦喧嘩ばかりしていたのに

ご主人に彼女ができた途端に急に家庭内が円満になった

ということだって、実際あるんです。

 

愛人がいることで

成立していた夫婦

を何組も見ました。

 

そこから学んだこと

男の人というものは

健康であれば誰しも

奥さんがいてもそれ以外に複数の(多ければ多いほど良いのか?)

女性と仲良くなりたい

好きだといわれたい

賞賛を受けたい

という本能があるんだと、思っています。

 

女性と男性では

好きになり方がきっと、違うんです。

 

きれいごとだけを教えてもらったって

将来役には、立ちません。

 

浮気をされたらどうするのか?

結婚しても好きな人ができたらどうするのか?

感謝しろと言われても感謝できないのはどうしたらいいのか?

結婚した相手がどうしようもないバイオレンスだったらどうするのか?

冷め切った相手との生活を続けないといけないのか?

いきなり旦那さんが気持ち悪くなったらどうするのか???

 

などなど、

家の中で起こっていることを

表に出すことはないがゆえに

自分の心の中でもやもやしている

グレーな部分を吐き出す場が、今はあまりありません。

 

 

どんなに仲の良い友達であっても

家の仲の恥はなかなか表には出せないものです。

だって、恥だと、思っているんですから。

本当は恥でも何でもないんですが

やはり、日本では、まだ「恥」なのです。

 

本来私達は

人間なので

「あ~。嫌だ~~!!」

「好きだ~~」

「気持ちいい~~」

みたいな感情を持って生きています。

 

この体から出てきたナマの感情の上に

後から理論を乗っけているだけ、です。

 

ゆえに

感情を押し殺すと

女性は特にいけません。

 

本当に病気になってしまうのです。

 

感情を押し殺して

本当に病気になっちゃった人や

パートナーに「こうであるべき」を押し付けて病気にしちゃった人を

たくさん見てきました。

 

女性は左脳(論理脳)と右脳(感性脳)をつなぐパイプが

とっても太いんですって。

あまりにも自分の気持ちをないがしろに押し殺し

「こうでなければならない」という倫理道徳を働かせてしまうと

精神に異常をきたします。

 

女性特有の

ずぶとさ

開き直り度は

このへんが上手にバランスよく働いてくれているから

いいのです。

 

 

2013年あたり、

私は、ますます女性も

「こうでなくてはならない自分」

「女だから、こうでなくてはならない自分」

「母だから、こうでなくてはならない自分」

という縄で

自分自身をキュウキュウに縛り付けていると、思うんです。

 

自分を縛るものは

誰でもありません。

勝手に、自分で自分がややこしく縛り上げているんです。

 

自分が「こうでなくてはいけない」と当たりまえのように

思い込んでいることって

意外に手離してもいいようなことなんです。

 

自分の人生を死ぬまで生き尽くしてやるぞ~~

くらいの執念があれば

少々アクがつよくたって

才能が偏っていたって

異常な癖があったって

私はOKだと、思いますし、その方が魅力的です。

 

香川県は性犯罪もトップクラスだそうです。

さらに、家庭内暴力

夫婦の暴力もとっても多いんだそうです。

 

抑圧されたものは

爆発するのです。

 

えらい先生が

お酒を飲んで女の人のお尻を触ってつかまってしまうなんて

悲しすぎます。

 

普段から、お尻を触っても

「いやあね、◯◯ちゃんたら(ハート)」くらいの関係性を

いたるところに作っておく方向にエネルギーを注ぐほうが

よほど人生はハッピーです。

 

セクハラ、という言葉は

嫌いな相手から触られた時に使います。

好きな相手にはいくらでも触れて欲しいのが女性の本質です。

 

あまりにも窮屈になってしまったので

きっとこのあたりで、時代は大きく変わると思います。

メイイッパイ窮屈になったら、次は反対側に大きくベクトルが方向転換するのです。

 

タテマエを乗り越え

心の奥のグレーをぜんぶピンク色に変化させていくのが

私達の母性型勉強会です。

 

なんだか、しんどいなあ、どっか~んと変身したいなあ

なんて思ったらぜひ母性型勉強会へお越し下さいね。

 

女性はもっと笑っていないといけないんです。

女の人が笑っている国は元気です。

女性の本質は長期戦略

2013.08.06

 

こんにちは

母性型実性マネージャー吉本歯科医院の吉本委子です。

吉本歯科医院で長く子供達の面倒を見てくれたり清掃をしてくれたりしている女性がいます。

この方のご主人が最近病気で亡くなりました。

病気がわかってから最後は自宅で献身的な介護生活。 

息を引き取る1週間前には世話をしてくれる奥さんに向かって手を合わせて「ありがたい」と言ってくれていたそうです。 

元気な時は腹も立つこともあったけれど、「ありがとう」のその一言で心があったかくなり、最後まで面倒を見ることができて本当によかったと話してくれるその表情はとても穏やかで優しいものでした。 

しかし、逆に新聞を読んでいれば、「死んだ後、夫と同じ墓に入りたくない」と考えている妻の数も少なくはないという記事がありました。 

社会的に成功していても、夫婦関係が噛み合わずいつも孤独感を持っている人は少なくはありません。

 

長い人生を一番共に歩くのは良くも悪くも結婚相手です。 

吉本歯科医院には若きドクター新枝先生がいます。

そのうち開業する時までにはお嫁さんをもらってから開業したいと思っています。

 

「よ~く見定めていい奥さんを選んでね」と

ちょっと先輩なのでよくこんな話をします。

 

人生全体の成功と考えた時、死ぬ直前に「ああ、いい人生だった」と思えるために、結婚する相手の選択というのは実はとても重要なことだと私は思います。

 

失敗したら何度もやり直せばいい、のですが、結婚だけは、そう何度も何度もはやり直しがききません。

 

しかし、「結婚とは」「結婚相手にはどんな人を」「結婚生活とは」といった一連のテーマを学校では教えてはくれません。

 

家庭でも体系だって教えてはくれません。

育っていく過程の中で、「なんとなく感じとって」いくものでした。

 

私自身、若い頃には情熱のままに恋愛をしたり、外見に惹かれやすかったり、人気がある人を好きになったりしましたが、そのどれもが「燃え上がる炎ほど、消えるのもはやい」でした。

 

今、思うのは、独身の時に感じた恋愛と、結婚してからの夫婦の愛とはもうまったく別のモノということです。

 

夫婦や家族は淡々とした平凡な毎日の繰り返しです。

毎日の職場生活と似ています。

 

お互いに若い頃には美貌、美男子を誇っていても年を重ねるごとに下り坂になってくるんです。

美女もおばちゃんに、イケメンもおじちゃんに。そしていつかおじいちゃん、おばあちゃんに。

いつもオシャレして派手なデートを繰り返すことはできません。

 

恋愛の場合には、異質な2人であったり、反対者が多かったり、遠距離だったりすればするほど燃え上がります。

 

そこで「ああ、切ない」「ああ、恋しい」を繰り返すのが恋愛の醍醐味であったり、特徴です。

波乱万丈ほど、燃えるのです。

 

しかし、結婚生活は正反対です。

長期安定が何より大事なのが結婚です。

 

子供だって育っていくのにものすごい時間がかかります。

 

わが子は今、8歳と5歳ですが、まだまだ長期戦です。

5年、10年、15年、20年と時間をかけて、作り上げていくのが家族です。

 

結婚生活の舵取りは、女性にあります

 

なぜなら男性の本質は「いくつになっても外に飛び回っていたい」存在だからです。

 

これに対し、女性はじわじわと蜘蛛の巣を張るように長期戦で自分の巣を固めていくことに喜びを見出していく本質があるからです。

根本的に違うのです。

 

女性の本質は長期的な戦略にあります。

 

最初の5年で徹底的に足場を固め土台を築き、大きな柱を立て、その次に・・・と、どんどん地面から確実に構築していくのです。

確実にじわじわと少しずつ基盤を固めていくことに喜びを見出していくのです。

 

 

目先のドッカーンとした短期的な成功を求めがちなのが男性の本質です。

目標を高く持ち、どこにでも飛んでいってしいたい生き物です。

そしてあっちの蝶がヒラヒラと華やかに舞っていたならフラフラと飛んでいってしまいがちなのです。

そして絶えず不安な存在です。

 

 

女性が地面から栄養を吸収し大きくなり根を張り大きな森を育てる存在だとしたら

男性は絶えず外に獲物を狩猟にでかけ、それを何度も繰り返し続ける存在です。

 

内なるものに目を向けエネルギーを注ぐことに喜びを見出す女性と

外へ外へと目が向きエネルギーを絶えず発散することに喜びを見出す男性の違いです。

 

女性のエネルギーは自家発電が可能です。

男性のエネルギーは絶えず充電が必要なんです。

充電してもらえる場所は「女性」です。

だから、「母港」が必要なんです。

安全基地が必要なんです。

 

 

男性は常に「もっともっと上へ、先へ」と目指す存在です。

もっと大きな獲物を勝ち取りたい、そして評価されることで自分の価値を高めていくことに幸せを感じます。

 

叩かれ否定されそれもまた肥しにし、伸びていくのが男性ですが

 

女性はその対極にあります。

叩かれたり批判されたりすることで、「よっしゃあ」と伸びていくことはないんです。

 

今の現状の中に小さな幸せをいくつも見つけて喜んでしまえるのが女性です。

 

よく社会に出ると「女は甘えてる」と言われますが、守られ甘やかされて生きていくのが女性の本質なのでしょうがないのです。

守られ安心するから能力を発揮するのが女性です。

 

男女はまったく異質な存在なのです。

同じ土俵で戦う相手ではないのです。

 

 

これから結婚する女性が知っておくべきことがあります。

それは、男性は皆、日々戦っている存在なんだということです。

 

そして、傷つきやすく、実際に傷つき、日々批判され否定され、叩かれそれでもなお「頑張らなきゃ」と生きている存在です。

どんなに表向きはクールでも内面はボロボロに傷ついているんです。

 

女性達が想像してもし尽くせないほど、

苦しい中で生きています。

お手軽に幸せを感じることができないのです。

 

女性から見れば

いとも簡単に得られる幸福感や満足感をそうそう簡単には得ることができないのが男性です。

 

女同士でワイワイ言って話して共感しあってすっかり元気になれる

という感覚など、男性にはありません。

 

 

このことを先に知った女性はラッキーです。

 

 

常に戦い傷ついている男性、そして競争から降りることができない、絶えず戦い続けなくてはならない男性が求めてやまない存在になればいいんです。

 

 

男性は欲しい欲しいと心の中で密かに渇望しているのは

自分のことを否定しない、批判しない場所です。

そして、否定しない、批判しない女性です。

 

「そんなことで!!ちっちゃい男ね!!」と言いたくなっても

ぐっと堪えてニッコリ、です。

 

女性が女性同士で誉めあうように、

男性のいいところだけを抽出し、認め、どんな欠点も「まあ、かわいらしい」と大目に見てどこまでも優しく甘やかして欲しいんです。

 

たっぷり甘やかされ優しくしてもらえ認められ感謝された男性はエネルギーを満タンまで充電します。

満タンまで充電したならば、その時点でほんの少し指摘をしたり、アドバイスをするのです。

順番が大事なのです。

①      愛情のコップを満タンにする

②      自分の主張を少し言う

これが正解です。

 

そしてそこが、男性の安全基地になるのです。

男性の安全基地になれた女性は舵取りができます。

安全基地でしばしエネルギー充電ができた男性は、また大きな獲物を取りに外の世界に出て行くのです。

 

 

「あなたのお陰よ」

「あなたはすごい!」

こんな感謝と賞賛の言葉が

絶えず欲しいのです。

シャワーのように、欲しいのです。

 

 

「・・・しょうもな」

と思ってはいけないんです。

 

 

女性の本質は長期的戦略です。

長いスパンでじわじわと心地よい空間を作り上げていくのです。

今が20代でこれから結婚するのなら、80歳くらいまでの長期戦略を立てるのです。

それができるのが女性の本質です。

 

 

当院の新枝先生は、「結婚するなら若くて美人で可愛くて、控えめで・・」と世の男性の理想像を話すのですが、容貌は10年、20年もすれば変わるのです。

年齢を重ねるごとにのぼり調子にはいかず、下って当然なんです。

 

 

長く生活を続けていくには

自分と相手は話がよく合うかどうか、です。

ある程度の価値観を同じかどうか、です。

そして、知的にモノを考えることができる相手かどうか、です。

感情のコントロールができる冷静に思考する習慣ができる人かどうかも、見極めるポイントかと思います。

顔がきれい、芸能人に似ている、人気がある、スタイルがいい

これらの若い頃のモテる要素は結婚生活には必要ないのです。

 

一枚の人生設計図を夫婦で描き上げることができるかどうか、が重要です。

 

1年後は

3年後は

5年後は

こうなっているよね

という設計図です。

 

とりあえずこの世で100年一緒にいるとしたら、今の時点ではここまでになっておこうね

と一緒に考える作業は夫婦の価値観をすりあわせるいい機会です。

 

 

一番最小の単位から固めていくのが、母性型です。

 母性型実性マネージャー吉本歯科医院の吉本委子

 

辿ってきた道だから、手にとるようにわかる

2013.07.29

母性型実践マネージャー、吉本歯科医院の吉本委子です。

 

昨日嬉しいことが、ありました。

 

もう離婚するしかない、とずっと悩みとおしてきた友人が

関係復活することになりました。

 

「あんなに悩んでいたのが、嘘みたい」

晴れやかな表情で笑って帰っていった彼女を見て

やっぱり、互いを知るって大事だなあ、と思いました。

そして、悩んで悩んで、食事も取れないほど悩みぬいたからこそ

吹っ切れた時の開放感はすごいものがあります。

悩む時は徹底的に悩み

落ち込む時は徹底的に落ち込むほうがいいのです。

 

問題はどちらにベクトルが向くかなので

思い切り悩んだぶん、いくところまでいったら

次にはバーンと、いい方向へベクトルが向かうのです。

 

そんなわけで、彼女は今とてもキラキラしてます。

 

今回のことで私は自分のことと照らし合わせ

いろんなことに改めて気がつきました。

一人の悩みは100人の悩みです。

 

友人は我が家と同様、自営業、です。

家でも一緒、会社でも一緒。

24時間ほとんど一緒。

 

 

大きな組織と違って小さな会社は

夫婦が本気になって仕事をしようと思ったら

家庭も会社もイッショクタになってしまうものなのです。

 

よく家でも仕事でもずっと一緒で腹が立たないね

ということを言われますが、

腹が立ちどうしようもなかった前半5年はもう通過しました。

 

しかしその5年に「何度も別れる別れない」を繰り返したからこそ

今があるのだと思っています。

 

噛み合わない時期を乗り越え

どうにか噛み合わせたいと試行錯誤するから

徐々にかみ合ってくるものなんです。

 

 

一般的な家庭はどうかは知りませんが

今回は、自営業というケースに特化して考えてみたいと思います。

 

奥さんがご主人の仕事、もしくは会社を手伝っているという場合

多くは

奥さんは、あくまでも「補助的」な役割に徹しています。

そして立ち位置もどこか控えめです。

 

今回の友人も

「社長の奥さんだけど、あくまでも私は補助的な役割。

でしゃばっちゃいけない。」

そして彼女が表に出ていろいろと会社のうちのことそとのことに

関わるのは主人は嫌に違いない

だって私はオンナだから・・・・

と思い込んでいました。

 

結婚して10年が過ぎ、

なんとなく生活を続けているうちに

いつしか2人は大きくズレどんどんかみ合わなくなっていきました。

 

主人は仕事をする人

奥さんは家庭や子育てをする人

そして、いつしか、お互いの言語が理解できなくなり

お互いが一体何を考えているのかわからなくなりました。

 

何をやっているのかお互いが理解できなくなるので

それにともなって夫婦のコミュニケーションは減ります。

感謝することも、もちろんありません。

ねぎらいの言葉をかけあうこともありません。

 

主人は外でストレスを発散し

奥さんは女友達に愚痴を言う

 

こんな負の連鎖です。

 

でも、こんなものだろう

夫婦なんてどこもこんなものだろう

そう

言い聞かせていました。

 

 

そんな時に事件です。

かみ合わなくなった2人は些細なことがきっかけで

爆発します。

 

感情が吹き出ます。

たまっていた感情がお互いに吹き出ます。

吹き出てくるのは

双方に

「あなたが悪い」「私は間違っていない」

です。

 

一体どうしてこんなことになってしまったんだろう

結婚した当時はこんな気持ちではなかったのに

一体どこで食い違ってきたんだろう

一体いつからこんなに会話をしなくなったんだろう

一体私はいつから相手に無関心になったんだろう

 

こんな2人が一緒に過ごすことは

苦痛そのものです。

 

そんな2人がなぜ、関係復活することができたのか?

 

そこには理由があります。

大きな理由のひとつ

それは

彼女は、ご主人が本当に求めていたものに気がついたから

です。

 

関係というのは本当に不思議なものです。

片方の心が変われば

その瞬間にもう片方の心も変化するのです。

目には見えませんが

化学反応のように、変化します。

 

 

まさに

母性型でいう

「男と女の噛み合わせ」を知ったのです。

 

彼女のご主人は経営者です。

経営者は、皆孤独です。

おそらく、うちの院長も孤独でしょう。

 

決して孤独だ、なんて口にはしませんが、孤独なのです。

経営者でなくとも、真剣に仕事をしている男性は皆孤独と背中合わせです。

 

社員と仲良くできているようでも

社員は本音は社長には明かしてはくれません。

立場が違うから、です。

そしてそれを肌で感じているんです。

わかるがゆえに、孤独なのです。

 

 

同じ目線で立場でモノを言って欲しい、考えて欲しいんです。

経営者の悩みはなにもお客さんのことばかりではありません。

お客さんよりも胃を痛めるほど悩むことがあるのです。

それは社員との関係です。

 

人との関係は近い人ほど難しいのです。

近くなりすぎたら、嫌いなところが目につくようになっているのです。

家族でも、夫婦でも、社員でも、同じです。

そしてそれはお互い様です。

 

 

ほうっておくとギスギスしてくるのが

人間関係なのです。

最初はいいけど、だんだん時間が過ぎるにつれ

だんだん一緒に何をするにつれ

問題は次々起こりますので、そのたびに嫌な面が見えすぎるほど

見えてしまうものなのです。

 

夫婦で会社をしているなら

夫は妻に何を求めるのか?

それは、

「同じ舟に乗って欲しい」

のです。

 

走るのも一緒

沈む時も一緒

なんです。

 

ともに覚悟を決めて欲しいんです。

 

自分と同じように

「この会社が倒れたら自分も倒れる」

という覚悟が欲しいんです。

 

自覚して欲しいんです。

パート社員のような立場でいて欲しくないんです。

 

あなたが倒れるのは勝手だけど

家族は守ってよね、というスタンスは嫌なんです。

 

 

関わるなら

徹底的に関わって欲しいんです

 

私は、院長と一緒に仕事をするようになって

そう強く思いました。

 

夫婦で同じ仕事をするならば

覚悟を決めるべきは

女性です。

奥さんなんです。

 

子供がいようが

家庭があろうが

大黒柱である主人を徹底的にサポートすることで

会社はうまく回りだすんです。

 

 

夫が前輪なら、妻は後輪です。

前輪だけが、がむしゃらに走っても、エネルギー切れを起こすんです。

後輪も同じだけ走るから、すごいスピードで加速されるんです。

 

前輪と後輪がバランスよく回ると

前に子供を乗せて後ろに子供を乗せて走っても

こけずに走ることができるんです。

 

 

 

彼女のご主人は

話し合いの時に

彼女のこう言いました。

 

「仕事を支えて欲しい」

「もっと一緒に本気でやって欲しい」

 

これは、

「俺と同じような意識でここでやるという覚悟を決めてくれ」

ということです。

 

 

これを口に出して言えたご主人はすごいなと

私は思いました。

なかなか言えません。

 

女性は、言葉さえあれば

男性を支えたい生き物なのです。

 

本来は、サポートしたくてしょうがない

生き物なのです。

 

しかし、ご主人も彼女のことを知りませんでした。

どうしたら奥さんが自分を支えてくれるのか?

どんな言葉や態度で、奥さんが喜んでサポートしてくれるようになるのか?

そんなことを一切知りませんでした。

 

知らないがゆえに

地雷を踏み続けて、

最終的には

「もうあなたとはやっていけない」とまで思わせてしまっていたのです。

 

 

友人は言いました。

「話し合いって大事やね。

私も旦那も、思い違いがすごいと思う。

これから、知っていく努力するわ」

 

 

お互いはまったく違うんだ

相手はこうして欲しいと勝手に思い込んで

勝手にそうしていた、

でも、それは相手の欲しいものではなかった

と気がついた時

今度からは、学習します。

 

 

一番近くにいる人のことが

実は一番見えていません。

そして、思い違いをしているということは、よくあります。

特に男と女の場合には。

 

 

男性は女性のことを

女性は男性のことを

知る必要があるんです。

 

 

知らなかったがゆえに

離れなくてもいいのに、感情のままに離れてしまうことだってあるんです。

 

誰も悪くはないし

どちらも間違ってはいないんです。

問題は

あまりにも知らなかった

知らなかったがゆえに

思い違いをしてしまっていた

ということなんです。

 

 

お互いがお互いの地雷を踏んでいたんだということに

気がつき

どうすればかみ合うのかをちゃんと体系だって知ることができれば

私は8割方の夫婦はもっと噛み合う、力を合わせることができると思うんです。

 

 

死んだらどうなるかは誰にもわかりませんが

今、生きているこの時に、出会って関係を持っていることには

意味があります。

 

その意味を自分の都合のいいように

ドラマティックに仕上げていくのも

自分次第です。

 

「はっ、ただの偶然でたまたまくっついた相手よ」

と思うか

「出会うようになっていた」

と思うか

正しいか間違っているなどはどちらでもよく

力が湧いてくる方に

喜びが湧き上がってくる方に

いいように考えてしまえばいいと私は思ってます。

 

一番近い人との関係を

信じることができたなら

後の周辺の関係は

勝手に信じることができるようになってきます。

 

 

「男と女の噛み合わせ」を知る

そして

「話し合う」

 

こうやって関係を構築していくんです。

 

心がものすごく動いた一日でした。

きっと今頃、ラブラブです。

 

 

奥さんと話し合いができて

一番ほっとしているのは

ご主人です。

そして子供たちです。

※「母性型原理®」「母性型経営®」は株式会社人間科学研究所の登録商標です。