• 母性型ってなに?
  • ブログ
  • お問い合わせ・ご依頼
  • もっとがんばらなきゃ!と思っている経営者の方
  • 女性・部下からモテたい男性の方
  • 仕事 家庭に疲れている女性の方

母性型マネジメント

競輪業界の研修に行きました。

2013.07.28

人間科学研究所の池田弘子です。

競輪って日頃勝負事に縁のない私には異世界。

当然ばっちり男社会、対象は管理職37名、全員男性。

四角張った表情で肩の上がったおじさんたち(ごめんなさい、私もおばさんなんだけど)。そこで

恒例のハイタッチ!

一瞬にして笑顔がそこここにあふれました。

研修の導入もこれでばっちり、もちろん私のテンションもアップ

ハイタッちの効果は

いつでも、誰にでも、どんな時にも使えるコミュニケーション効果絶大!なこと。

難しい小理屈は要らない。

目と目を30センチの距離であわてしまうともう逃れられない、笑うっきゃない!

この瞬間の緊張がリラックスに導いてくれるのです。

コツはスピード感が大事。

ハイタッチの極意は「先手必勝」先に動くこと

突然ですが、男と女の関係では

女はにじり寄られると気持ち悪い、こんな時は大胆に引き寄せて欲しいもの・・・

なんて話をするとおじさんたちの白い目がきらきら黒目に変わる。

男同志の雰囲気っていったんリラックスすると、一気に和気あいあいになるんですねえ。

「価値観認知ラブストーリ」のセッションでは大いに盛り上がり

グループ討議での発表も、伝えたいことが明確で、しかも話しぶりはユーモアたっぷり。話す力は90点。

競輪の組織は

審判、選手管理、検車の整備、番組(出走表)と役割分担が分かれていて、

しかも、一瞬の勝負の判定(白か黒か、ルール違反はないか)が問われる、厳しいもの。

それだけに、情報共有は必須、そのために、日頃からのツーといえばカーと解答が出る人間関係が大切なんだそうです。

まさに、競輪を支えているのは研ぎ澄まされた現場第一主義の皆さんのチームワークと日々の研鑽の賜物と感じました。

「ああ、明日でいいや」という消しゴムで消せる仕事ではないんですという言葉が心に残りました。

男同士で築いてきた競輪業界も、競輪離れが若い人たちに進む中課題は大きい。

女性も楽しめる競輪もあっていいのかも・・・・・

母性型経営のススメ 池田弘子講演

2013.07.12

こんにちは

母性型実践マネージャー 吉本歯科医院の吉本委子です。

先日、東京のテレビ朝日本社にて人間科学研究所 所長 池田弘子の講演を

させて頂きました。

私も同行。

じっくり講演を間近で聴くことができました。

DSC04963.jpg

幸せな時間をいまからご一緒しましょう

とはじまりました。

幸せな時間を過ごすために

「私と目があったら、決してそらさないで」と。

近寄ってこられると、思わず照れます。

DSC04964.jpg

本日のテーマは「母性型経営のすすめ」

DSC04968.jpg

DSC04970.jpg

お話の内容は、私自身とても面白いもので、

「そうそう、そうなの!」と共感することばかり。

たくさんメモを取りましたので、後日ブログにアップします。長いです。

まずは、ご報告。

DSC04957.jpg

先生のポーズ。

DSC04958.jpg

のびたのへやが、ありました。

誉めぬなら、誉めさせてみよう

2013.07.04

こんにちは

母性型実践マネージャー吉本歯科医院の吉本委子です。

 

今朝、当院の患者さんからメールを頂きました。

治療の話ではなく、職場の悩みです。

 

彼女は、お世辞抜きにチャーミングな女性で、

吉本歯科医院での長い治療中にもいつも細かいところに気がついて

優しく声をかけて下さるような人でした。

スタッフや院長にいつも「ありがとうございます」「先生すご~い」「みなさんのお陰です」

を連発してくれすっかりいい気分にさせてくれてしまう人です。

 

そんな彼女の職場の悩み

リアルな現場を書いてくれており

こんな話が日本中のここあちこにあるんだろうなあ、と私は思いました。

そして

私もやってないかな・・・・どきっ

と思わせる内容が。。。

 

そもそも今の世の中を支配しているのは

おおよそが男性達の価値観です。

仕事場とはその最たる場であり、

仕事場=戦場

なのです。

 

その会社の風土にもよると思いますが

日本の8割方、いいや、9割方の職場は

ほとんどが男性主導型です。

 

男性が作り上げ、

男性のためのステージ

 

ゆえに、当然ながらそこで優先される価値観は

男性のもの

女性とは正反対のものです。

 

そこで価値があるものは

利益がでるもの

利益が生み出されるもの

実用性があるかどうか

効率的か

ちゃんと結果が出せるかどうか

 

ここをちゃんとできることが

男性にとってはとても大事なことです。

組織なので、当たりまえといえば当たりまえ。

そんな厳しい中で、今は男も女も働いています。

 

職場に入って、一度ももう何年も誉められたことがない

という人はたくさん、います。

 

私は、誉めてもらうの、大好きです。

誉めてもらって

また自分も人を誉めて

そうやってお互いに嬉しい気持ちに上がっていくのが好きです。

 

これを突き詰めた時

ようは

自分のことを大切に扱って欲しい

ということだと思うんです。

 

人間には誰しもこういう欲求があります。

 

出会う人にみんなに

たいせつに、扱って欲しい

やさしくていねいに、自分のことを扱ってほしい

 

そうやってたいせつにされた体験があるから

自分もまた人にそうしてあげたいという欲求が芽生えてきます。

 

接遇はその最たるもので

自分が受けた感じのいい体験、感動した体験、嬉しかった体験があるから

自分が逆の立場になった時に、自分もまた同じことを他人にしてあげたいと

思うのです。

 

たいせつにされていない人に

「人を大切にしなさい」とは言えないんです。

 

女性には特に

お姫様願望が誰しもあり

自分だけを

誰よりも

大切に扱って欲しい

という欲求があります。

 

この欲求は毎日毎日あるわけです。

しかし、残念ながら毎日毎日わたしのこの願望を満たしてくれるような

親切な人はいません。

 

 

そこで、私は提案です。

 

会う人すべてでなくても

自分の周辺にいるひとから

「大切に扱われるようになる」ために

いますぐできうこと、です。

 

夫、

同僚、

先輩、

上司、

部下、

彼氏

彼女

友達

このあたりの近しい関係の人から

いつだって「大切に扱ってもらえる」と

嬉しいです。

 

この関係が満たされていくと

女性は本当に

「あれ?なんだか欲しいものなくなっちゃたよ」というほど

満たされてしまうんです。

 

そのための

方法です。

 

それは

自分から先に、相手から欲しい態度を

してしまう、のです。

 

上司が誉めてくれない

上司が指摘ばかり

上司は欠点ばかり見つけてくる

のが日常であれば、

 

この上司のことを

ちょっと想像してみましょう。

 

上司が男性だとするなら

この上司は、もう毎日戦場の中で戦っていて

寝ても冷めても戦いのことを考えているに違いない

人の悪いところしか目につかないということは、心に余裕がないのかもしれない

いつも怒って不機嫌そうなのは、家庭でも奥さんに大事に優しくされていないのかもしれない

本当はつらくて孤独だけど、そんなこと男だからどこに言っても

弱音なんて吐くことができないのかもしれない

 

この上司こそ、誰かにいつも誉めてもらう機会がまったくないのかもしれない

いつも承認され認められるという体験がこの上司にもないのかもしれない

だから、私の欠点ばかりがいつも気になってしょうがないのかもしれない

 

女の私に愛想が悪いのは

ひょっとしたら、女性が怖いのかもしれない?

 

特に相手が男性の場合には女性は

どこまでも男性の立場を

相当大きな目で、さらに、ゆる~い視点で

想像してあげるということが、大事です。

 

男性は、基本的に女性が苦手です。

女性は大好きですが、苦手なんです。

 

厳しくしないといけない社会で生きています。

油断したら、足をすくわれてしまう世界に生きています。

 

「そんなことないでしょう?」と女性が思ったとしても

男性の頭の中は常に戦いはあるのです。

 

そして、しんどいことも

つらいことも、

本当は不安で小さい自分を認識していても

それを決して顔や言葉に出すことはできないのが男性です。

 

強がっていても

えらそうに言っても

たとえ

暴力的な言葉を吐くような人でも、

内心は怖くて不安なんです。

 

上司だって、同じです。

上司だから、傲慢なんだ。

ではなく、上司だって、不安なんです。

社長だって、不安なんです。

 

そして、認めて欲しい、誉めて欲しい、優しい言葉が

欲しいのは上司だって、同じです。

 

あなたを誉めてくれない上司だって

あなたを誉めてくれない夫だって

あなたを誉めてくれない先輩だって

あなたを誉めてくれない友達だって

実は、

 

「たいせつに扱って欲しい」

と渇望しているんです。

 

誰だって

それを

喉から手が出るほど

欲しいんです。

 

「ありがとう」

「あなたのお陰で」

「あなたの味方よ」

「あなたを心配している」

 

こんなやさしい言葉のシャワーが欲しいのは

誰だって同じです。

そして、大切に大切にいつだって大切に扱って欲しいと

願っています。

 

相手が欲しいものを

先に与える

 

これが、いつだって誰からも大切にされちゃう人

の原則です。

 

あの人は

誰に会っても大事にされて

どこに行ってもいい思いしてるよね

 

という人は

例外なく

これを先にやっています。

 

相手がやさしい言葉をかけたくなるような

言葉を先に、自分が発しています。

 

相手が大切に扱わざるをえないような

態度を先に、とっています。

 

今は、みんなが

「私をもっと認めてよ」

「私をたいせつに扱ってよ」

「私をもっと誉めてよ」

と心の中で叫び続けています。

そして、かなわず泣いてるんです。

 

すべては

先出しで

解決です。

 

歯が浮くようなお世辞だって

最初はいいんです。

誉め続ける言葉を発しているうちに

相手が本当にそうなってしまうんですから。

 

言葉はそういうものです。

取り扱い注意です。

 

苦手な誉めてくれない上司に

こう先に言ってみて下さい。

「◯◯部長がいつも私のこと誉めて下さるから嬉しいです。」

「◯◯部長のお陰でこんなことができるようになりました」

「◯◯部長が教えて下さったお陰で、ひとつ成長することができました」

笑顔で、ニコニコで。

 

上司が部下を誉めるより

部下が上司を誉めたおすほうがはるかに簡単です。

 

上司はすぐにいい気分になります。

理由は

上司は部下の反応がいつも気になってしょうがないから、です。

厳しいことを言いつつも、「好かれたい」と思っているから、です。

部下に「嫌い」になられるほど上司としてつらいことはなく

部下に「慕われるほど」上司として嬉しいことはないのです。

 

特に男性上司に対して女性部下となると

ここはさらに顕著にそうなります。

 

「え~。思ってないのにそんなこと言えない~」

「え~。面倒くさい~」

「え~。なんで、私がそんなの言わなくちゃいけないの~」

と、思ってしまったら

女性はアウトです。

 

これは

したたか、と思われるかもしれませんが

したたか、ではなく

しなやか

なのです。

 

女性は対立しては

いけません。

そこで負け、です。

対立するのではなく

先に、相手をいい気分にさせる

です。

 

女性は原則、男性に大切に扱ってもらうべき、存在です。

そして、男性もまた、自分が大事にしたい女性から大切に扱ってもらうべき、存在です。

 

まずは

上司との関係に悩む人は

上司をどうやっていい気分にさせようか?と考えてみてはいかがでしょう?

私は会社員時代、そんなことしか、考えてませんでした。

そこが自分が居心地のいい場所を作る最初の

扉だと思ったからです。

 

上司をいい気分にさせてしまえる人は

頭のいい人です。

上司をいい気分にさせることができる人は

お客さんのことも大切にできます。

 

上司をいい気分にさせてしまえる人は

上司から、また可愛がってもらえます。

 

かわいくてしょうがないので

手離したくないのです。

 

経営者の方とお話をすると

どんな部下が欲しいか?

と問えば

 

一番欲しいのは

優秀な人

でもなく

技術や資格がある

でもなく

突き詰めて言えば

 

「可愛げがある」

です。

 

上司にとって、「可愛げがある」

これは、どういうことを意味するかといえば

自分のことをいい気分にさせてくれる、ということです。

上手にたててくれる人

です。

小さなことでも、大きく誉めて賞賛してくれる人です。

 

吉本歯科医院にも

誉め上手なスタッフがたくさんいます。

 

院長が治療の説明をえんえんとしている時

歯科衛生士の田中などは

「へえ~~!!院長ってすごいんですね~!」と

目をキラキラさせて一生懸命院長の話を聴きます。

上手に質問もしちゃっています。

 

私はそういう風景を見た時に

「この子は本当に賢いなあ」と思うのです。

 

正直、上司の理屈っぽい話をながながと聴くのは面倒くさいものです。

時に男性は、その中に自慢気な様子み見え隠れしますので

そんなものが見えた時には

「ちっちゃ」と思ってしまうものですが

そんなことをおくびにも出さず

キラキラした目で院長の話を聴いています。

 

これは大人でないと、できません。

子供は、即、面倒臭い顔して、

ダラ~っとなります。

そうすると上司は

「なんだ?かわいくないヤツ」と思ってしまうものなのです。

 

なぜか?

上司も同じく人間だから、です。

 

 

大きな組織だろうが、4人でやってる小さな会社でも同じです。

理屈じゃない

感情の部分です。

 

 

誰だって、

自分のことを認め、賞賛し、やさしい言葉をかけてくれ

大切に扱ってくれる存在のことは好きなんです。

 

それが部下なら

もうかわいくてしょうがない

わけです。

 

 

職場でそれができたなら

後は職場外のプライベートで応用が利きます。

 

人間はみな同じだから、です。

 

人の心は

飢え渇いています。

 

私も、

あなたも

みんな、

本当は

放置しておくと

飢え渇くのです。

 

大切に扱ってもらえる

愛情のある言葉をかけてもらえる

誉めてくれる

こんなことで

飢え渇きがどんどん満たされるのです。

 

 

先に満たしてあげたほうが

勝ちです。

 

大切に扱って欲しいのなら

その相手をまず大切にします。

思いつく言葉の限りで。

態度で、

表情で。

 

 

そんなウルトラキューの大技がいとも簡単にできてしまうのが

女性です。

まさに、スーパーマンです。

 

ささやかな今日の出来事や

たった一人の人からのやさしい言葉だけで

うんと幸せを感じることが

本能的にできてしまう女性ならでは。

 

戦って

勝ち取らないと

幸せ感を得られない男性とは

そもそものつくりが違うのです。

 

 

だから、先に女性から

声をかけるのです。

女性から、やさしくしていくんです。

 

これが、母性型のやり方です。

すべては先に。

できるなら、女性から。

 

簡単にできちゃう人から

やってしまおう、という話なんです。

 

母性型実践マネージャー 吉本歯科医院 吉本委子

あの映画俳優の津川雅彦さんは母性型男子!・・・・

2013.07.04

こんにちは、(株)人間科学研究所 池田弘子です。

 

新聞に載った津川雅彦さんのポスターを見て、

そういえば数十年前に津川さんの娘さんは誘拐された事件があったなあと思い出しました。

 

すると今朝(7月4日付)の産経抄に興味ある関連記事が。

 

それによると、お嬢さんが無事救出された時、津川さんは「無事帰る可能性はゼロだと覚悟していた」

一方妻の雪路さんは「娘は寅年、千里行っても千里戻ると信じていた。」

更に「まだ6か月しか娘に馴染んでいない父と、自分の腹で十月十日育み産んだ母との愛情の違いに気づかされた」と述懐したそうです。

 

まさに、本能的な母性と父性の違いを物語る一コマだと私は感じました。

 

その後の津川さんは「日本一の役者になる前に世界一のパパになろう!」と決心したそうです。

娘と遊ぶ時間を作るために、夜の銀座やマージャンなどの付き合いをきっぱり辞めた。

娘のためにおしゃぶりを買いに行くとプラスティック製しかないことにショック、そこで、自然で安心なおもちゃだけを扱う店を開いてしまったとのこと。

 

ああ、津川さんがおもちゃの店を開いていることは雑誌などで知っていたけれどこんな事情があったとは。

 

産経抄が述べているように、「自分の娘さえよければで終わらないところが世間一般の親ばかとは大きな違いだ」と。

 

まさにその通り。

 

私はつねづね男性の中にも「母性性」があると発信してきました。

 

男性が我が子を愛おしく想う気持ち、恋人を愛おしく想うときの気持ち

 

それが、男性の中にもある母性性なのです。

 

「拉致問題を我が事のように思える人間だと思い参加しました。」という津川さんは女性から見ても素敵な母性型男子です。

 

 

(株)人間科学研究所 池田弘子

 

追伸 週末は大阪です。素敵な方に引き合わせていただけることになりました。

ものさし

2013.07.02

こんにちは

母性型実践マネージャー 吉本歯科医院の吉本委子です。

 

母性のものさし

なかなかいいネーミングだと、思います。

 

幸せのものさしを持ちましょう、なんて世間では言われています。

それほど、「ものさし」の基準は人によって全く違うから、です。

 

自分が幸せだなあと感じる瞬間

自分の中から湧き上がってくる感情が「ああ、嬉しいな」「ああ、楽しいな」

という時、それがものさしです。

 

ある人は、好きな人と一緒に過ごしている時間が幸せと感じるかもしれない

ある人は、お金儲けをしている時が一番楽しいかもしれない

ある人は、戦っている時が嬉しいかもしれない

ある人は、あったかいお風呂に浸かっている時が一番幸せを感じるかもしれない

 

あまりにも「ものさし」が違う相手とは

一緒の空間にいると違和感を起こします。

夫婦でも、この「ものさし」が違うことで衝突をおこし

「関わらないほうがいい」とあきらめてしまうこともあるのです。

友達同士であっても

このものさしが微妙に違ってくると

一緒にいることが苦痛になってきます。

 

逆に、今まで合わないと思っていた人と

仲良くなることができたりします。

 

「ものさし」は

その人が何を大事にしているのか

どんな瞬間を「嬉しい」「楽しい」と感じると

 

ちなみに私は

自分が発信していることに共感してくれた人、くれつつある人と

会って話をして、時間を忘れていたなあと思う瞬間や

 

「素敵だなあ」と思う先生の近くで勉強をしていて

新しいことに気がついた瞬間や

 

苦手だと思っていた人と、ぱっと心が通じ合えた瞬間

 

家で夜、子供が寝てからの静かな時間に本を読んだり、日記を書いたり

一人ベランダに出てニヤニヤ妄想しちゃってる瞬間や

 

洗濯物の山が晴天で一気に渇いてるのを発見した瞬間や

 

スタッフがニコニコしてて、顔を見てなにげない話をしている瞬間や

 

最近は夜8時頃に自転車に子供を2人乗せて

夕涼みしてる瞬間や

 

そういう瞬間が

今日という一日の中にたくさんあることを

私にとっては「幸せだな」のものさしです。

 

こうならなければ幸せではない

こうなったらきっと幸せだろうに

と考えてしまっている時は

「今、幸せではない」という証拠です。

 

それは

何かがないと、ダメ

な状態です。

ない、ので、いつも「不足感」でいっぱいの頭です。

頭の中が「不足感」でいっぱいの時

人は、「嬉しいこと」「楽しいこと」を見つけることは

できません。

 

不足感いっぱいの回路と

満足感いっぱいの回路と

どちらを自分の体の全細胞の中に開通させるかは

自分次第です。

開通トンネル工事の総監督は自分です。

お好きなように開通できます。

 

何かがないと、ダメ

その「何か」は実は幻想です。

これがあったらいい、この人だったいいと思いこんでいるだけ

そう見えているだけ、です。

そういう意味では私達が見ているものは

思い込みと勘違いだらけ、ともいえます。

 

今、満たされていないけど

こんな状態に頑張ってなったら幸せになれるはず

というのもただの幻想です。

 

「あ~あ、いい男いないかなあ」

「あ~あ、もっといい仕事ないかなあ」

「あ~あ、自分の周りにはろくなことが無い」

 

こういうことを考えてしまっているとしたら

その人には永遠に

「嬉しいこと」「楽しいこと」は

起こりません。

 

これを仕事に置き換えたら

今、仕事ができない人は

次の仕事になっても、仕事はできません。

 

今、できているから、次もできるのです。

仕事は

人間関係の絡みの最たるものですので

今、最悪の状況でも、「できる」人は

次の状況でも、やはり、できるのです。

理不尽なことでも、ぐっと呑み込める

とか

腹が立っても、さらっと流せる

とか

そういうことは仕事をしていくなかでしか

培われないと私は思います。

 

 

これは、母性型勉強会に長く来て下さっている方なら

みな、よく知っていること、です。

 

今、満たされていないのに

この先、もっと満たされることは

ないのです。

 

禅問答のようですが、

そうなっています。

 

幸せになりたいと

思うのならば

いますぐに

今日の一日の中に、

うれしくって

たのしくって

満たされた気分になるような

機会をできるだけたくさん作り出し

そこで出た幸せをどんどんピックアップして

味わう癖をつければいいんです。

そのために、やるべきことは

とってもシンプルです。

 

今、幸せそうにしている人と

たくさん会話をする

です。

 

会話はその人の思考をコピーする最高の方法だと思います。

素敵だな、と思ったらつかまえて、そばにくっついて

会話をする

それだけで、簡単にコピーできます。

 

 

自分一人で心の中をそうやって満たしていくと

今度は自分の周囲、恋人や夫婦、家族、会社の人

地域の人、自分が関わる人からの評価が変わります。

 

人は明るくて幸せそうな人のところに

寄っていきたいものだから、です。

 

暗くて、不幸そうな人には

近寄りたくはありません。

 

私も自分を振り返ってみると

朝、子供を送りに行った時

明るい幸せそうなママ友のところにはついつい足が寄り

立ち話ししてしまいます。

毎日「おはよう、いってらっしゃい」と優しく声をかけてくれる近所のおじさんのところには

つい自転車を止めて立ち話をしてしまいます。

 

そういうものですし

その人から醸し出している何かの物質が

同じようなものを求める人を引き寄せているんです。

きっと、何かにおいがあるんです。

 

自分が関わる半径5メートル以内の人達から

いつも認められ優しくされることが習慣になると

自分はいつも「十分に満たされている」と感じることができます。

 

そうなってくると

次は安心して外に外に出てみたくなるものです。

自分が社会とつながっているんだということを

躊躇なく発信していくことができます。

 

 

すべては中から外へ、です。

自分が今日関わる半径5メートル以内の人間関係には

家族がいて、夫がいて妻がいて、子供がいて、恋人同士なら恋人がいて

近所の人がいて、職場の上司や同僚や先輩後輩がいて、友達がいて。

 

この近しい関係をどれほど満たすかで

その人の幸福度は違ってきます。

 

どんなに外に出て大きくなっても

近しい関係がめちゃめちゃでは寂しく孤独です。

外では華やかでも、内では孤独です。

 

 

中をあたためて

外に放射線状に放つ

これが母性型のものさし、です。

 

母性型実践マネージャー 吉本歯科医院の吉本委子 

※「母性型原理®」「母性型経営®」は株式会社人間科学研究所の登録商標です。